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SMO企業における求人応募の選び方と難易度

SMO企業の応募先の選び方

SMO企業の情報を見ているとどれも似たり寄ったりでわかりにくいと思いませんか?

たしかに、行っている事業はどこも同じSMO事業ということもあり、なにを判断基準にすればいいかわかりにくいのかと思います。

そこで今回はSMO企業における研修先や収入面、福利厚生や選考難易度の違いから応募先の選び方についてお伝えします。

SMO企業における求人応募の選び方

SMOは現在大手SMO4社、ほか、中小SMO企業が複数とございます。中小SMO企業は基本、東京や大阪といった都市部のみが多いです。今回は全国展開をしている大手SMO企業に絞って研修制度と収入面の違いをご紹介いたします。

CRCの応募先で研修制度を優先

未経験でCRCに挑戦するとなると、知らないことばかり。導入研修や初期研修が充実していてほしいですよね。

基本的に大手と呼ばれるSMO企業はどこも研修制度はしっかりしています。

入社してからの導入研修の流れとしては

  • 座学研修
  • OJT

という流れになります。

研修の期間は短い方ですと3か月、長くても6カ月が主流のようです。つまり、6か月後にはひとりで仕事を進めていく流れとなります。

最近ではコロナ禍の影響もあり、本社における集合研修が中止しており、オンライン研修が主流でしたが、今後は集合研修が再開される可能性がございます。

各社における導入研修とOJT期間の違いは以下の通りです。

SMO企業名 集合研修場所 期間 OJT研修期間
EP綜合 東京本社 約1週間
講義40時間以上(1か月は座学研修がメイン)
実務研修(OJT)
2~5か月
シミックヘルスケア・インスティテュート 東京本社 約2週間
講義75時間以上
実務研修(OJT)
約2ヶ月~5か月
ノイエス 配属オフィス 約2週間
(約70時間)
実務研修(OJT)
約2ヶ月~5か月
アイロム 東京もしくは
全国オフィス
5日間 実務研修(OJT)
約3ヶ月~5か月

業界1位の株式会社EP綜合は、会社が大きい分、未経験者の受け入れ態勢が整っており、基礎研修は充実しております。ビジネスマナー研修も実施しますので、ビジネスマナーに不安な人でも大丈夫です。また、がん領域の治験に力を入れていることからげん関連の研修もかなりしっかりしております。

業界2位のシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社は、集合研修に力を入れております。他社SMOからシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社に転職した方が「こんなにしっかりと研修をやるんですね」と言うくらい、研修に関しては充実しています。もちろんビジネスマナーの研修もあります。

ノイエス株式会社は前述した大手2社と研修内容に違いはございません。違いがあるとしますと、集合研修がない点くらいでしょうか。研修期間も3~6カ月程度で一人立ちして任されますので、こちらも大きな違いはございません。

株式会社アイロムは個別のカリキュラムを組まれ、社内特有の認定試験を合格を目指します。合格するまでは1人前のCRCとしてみなされず、研修中という扱いになりますので、認定試験合格に要するのが約1年間となりますので、その間研修期間となります。ただ、実際はOJT研修が終わるとメイン担当として業務を受け持つこともありますので、前述した大手3社とそれほど研修の流れに大きな違いはないとみてもよいでしょう。

収入面を優先したい

SMO企業名 想定年収 想定月給 想定賞与 残業代・残業時間
ノイエス 384~450万 27~31万 基本給の3か月分 みなし残業30時間分を給与に含むため
30時間以上で別途支給
シミックヘルスケア・インスティテュート 380~450万 24~27万 月給の約4ヶ月分 裁量労働制のためなし。※ただし、外勤手当が月に1~2万ほど支給あり
EP綜合 368~395万 24~25万 基本給×約4ヶ月 全額支給 ※月平均20時間
アイロム 325~350万 24~25万 基本給×約2ヶ月 全額支給

年収や月給は経験、保有資格で前後しますが、おおよその額はこちらになります。

収入を第一に考えるのであれば、ノイエス株式会社です。退職金はない分、他社よりもベースが高くなります。

次にシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社。こちらは成果主義制度を掲げていることから裁量労働制を採用しております。こちらは時間給で稼ぐのではなく、成果で稼いでほしいという考え方に基づいております。そのため、昇給率は他社より多少大きいようです。実力に自信があるようであれば、こちらを選ばれてもよいかもしれません。

その次が株式会社EP綜合、株式会社アイロム、こちらの魅力はなんといっても残業代全額支給。みなし残業制度を取り入れるSMOが多い中、働いた分だけ残業代が出るので、医療機関と同じ感覚で就業ができます。

働き方を優先したい(福利厚生)

SMO企業名 働き方 福利厚生
EP綜合 フレックス制度
(スーパーフレックス)
社保完、保養施設あり(健康保険組合契約施設)、健康相談室、FP相談会、賞与年2回(業績に応じ決算賞与支給の場合あり)、退職金制度(確定拠出年金制度)
シミックヘルスケア・インスティテュート 裁量労働制 社保完備、シミックグループ健保組合の福利厚生制度の利用が可能、退職金制度、従業員持株会制度、財形貯蓄、生保・損保団体取扱、残業代はなし
ノイエス フレックス制度
コアタイム:11:00~15:00 標準労働:7.5時間
社会保険完備(厚生年金、健康保険、介護保険、雇用保険、労災保険)、健康保険組合契約の保養施設やスポーツ施設の利用が可能。産前産後・育児休業制度、介護休業制度 ※退職金なし 残業代は月30時間超えたら支給
アイロム フレックス制度
(コアタイム 10:00~15:00 標準労働:8時間)
社会保険完備(厚生年金、健康保険、労災保険、雇用保険)、確定拠出年金、育児短時間勤務制度、従業員持株会制度、健康保険組合提携保養所

SMO企業の一番大きな違いは各社の働き方ではないかと思います。。

まず、最大手の株式会社EP綜合はスーパーフレックスタイム制でコアタイムなしのかなり自由な体制。1日の労働時間ではなく、月の労働時間で計算されております。そのため、平日で2時間残業した場合、別日に2時間早く退社する。なんてことも可能です。(出勤した場合、1日最低3時間の労働は必要)

また、社員が多く、フォロー体制が整っているため、働くママさんCRCがたくさん在籍しています。産休育休はもちろんのこと、時短制度を取り入れており、復職率が高めです。有給とは別にリフレッシュ休暇を年に数日支給しております。

残業代も月の所定時間以上の労働にはなりますが、全額支給となりますので、医療機関と似たような感覚で働くことができるのも特徴です。

シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社は裁量労働制を採用しております。これはみなし労働という考え方になりますが、同社の特徴でもある限られた時間で成果を出すことの表れとなります。医療機関と比べて、働き方における考え方も大きく変わってきます。

ただ「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の「企業の女性活用度調査」で42位にランクインするほど、女性が働きやすい環境が整っています。その証拠に社員の80%が女性で育休産休後の復職率95%という実績があります。
それに加えて、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度「えるぼし」の最上位を取得していることから女性が働く環境は十分整っていると言えます

ノイエス株式会社はコアタイムがある一般的なフレックス制度を採用しております。福利厚生も他社と比べてそん色ございません。ただ、大きなネックがひとつございます。

それは退職金制度がないことです。退職金制度はございませんが、その分、月給は他社よりも高い水準のため、その点、割り切った考え方がもてるかどうかが選ぶポイントになるのではと思います。

株式会社アイロムもコアタイムがある一般的なフレックス制度です。こちらは残業代全額支給、退職金制度もございますが、年収は他社よりやや低いところがネックとなります。


大規模病院の治験を優先

実施が難しい領域の治験(がん、循環器、難治性疾患など)に携わりたい人には大規模病院と提携しているSMOがおすすめです。

業界1位2位の株式会社EP綜合とシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社は提携する医療機関数が多いのと、受託案件数が多いので大規模病院担当になる可能性が高くなります。

中小SMO企業のクリニカルサポートはNTT東日本グループの子会社であり、NTT東日本・西日本が運営する病院と提携しています。グループ内で病院をもつSMOはクリニカルサポートだけです。グループの特徴を活かし、大学病院や県立病院など大規模病院との提携を増やしており、難しい治験(がん、循環器、難治性疾患など)を担当できる機会は他SMOより多くなるでしょう。

場所を優先したい

複数医療機関を担当し、各地を飛び回ることが多いCRCですが、常駐型で治験をサポートしているSMOもあります。代表例のひとつとして、アイロムグループ(2017年6月より)のアイロムECというSMOがあります。長野・茨城エリアの医療機関をメインに常駐しています。

これ以外にも中小SMO企業の場合、提携施設も少ないことが多いため、結果的に同じ施設に常駐して担当できる可能性も高くなります。

CRCの応募先難易度を高い順に紹介

最後に各SMOの選考フロー、選考期間と転職コンサルタントから見た選考の難易度をまとめました。

シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社

選考期間 約3週間~1ヶ月
選考フロー 書類選考⇒WEB適性検査(性格検査)⇒最終面接
難易度 ★★★★★
応募条件 臨床経験2年以上
看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士(病院での就業経験)、臨床工学技士、臨床心理士、MR、理学療法士、作業療法士必須

数あるSmo企業の中で、同社の選考難易度が一番高いです。その理由ですが、CRCへの転職の志望意欲はもちろん、協調性や辻褄の合った考え方が必要です。

特に「話に一貫性があるか」をよく見ており、先に聞いたことを、聞き方を変えて再度聞き、回答に一貫性があるか確認をします。また、入社後のミスマッチを防ぐために、どこまでCRCについて理解しているか、大変なところはなにか、こういうこともあるが大丈夫か、などたくさん質問をしてきますので、その受け答えができる必要があります。

例:CRC志望理由を教えてください→新薬開発に携わりたい→なぜそう思ったのか→看護師として臨床現場働いていて、もっと医療に貢献したいと思ったのと、患者さんにもっと関わりたい→看護師のままではだめなのか、やっぱり看護師に戻りたいと思うんじゃないか。

ただ、裏を返せば、採用される方は優秀な方が多いため、そのような方と一緒に働きたいとお考えであれば、ぜひ、挑戦してみてください

ノイエス株式会社

選考期間 約3週間~1ヶ月
選考フロー 書類選考→SPI適正検査+1次面接+筆記試験+最終面接
難易度 ★★★★
応募条件 社会人経験2年以上、臨床系資格

以前は選考難易度が一番高い企業でしたが、最近は難易度も緩和されました。選考のポイントですが、CRCに対する志望動機はもちろんのこと、現職で頑張ってきたことや役割について、どこまで理解できているかを見ております。

高いプレゼン能力は求められず、CRCに対する熱意と仕事に対する意欲があれば、十分採用に至る可能性はございます

適性検査の種類はSPIですが、主に性格面を見ております。学力はさほど重視していないため、SPI対策は特に不要です。

株式会社EP綜合

選考期間 約3週間~1ヶ月
選考フロー 書類選考⇒WEB適性検査(性格検査)⇒最終面接
難易度 ★★★
応募条件 臨床経験1年以上、カルテの判読経験必須
看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士、臨床工学技士、臨床心理士、MR必須

CRCへの志望意欲や、お人柄を重視しています。(特に素直さ・協調性)ご自身の弱みと感じている部分をどう克服しようとしているかの説明が求められます。(弱みや苦手な傾向は適性検査内の性格診断で判断されます。)

面接ではオーソドックスな面接になるため、よく聞かれる質問例に対する回答を準備しておけば大丈夫です。

選考のポイントとしてはCRCの志望意欲、子ミュニケーション力、仕事に対する前向きさ、協調性の有無などになります。

株式会社アイロム

選考期間 3週間~約1ヶ月
選考フロー 書類選考⇒最終面接
難易度 ★★★
応募条件 臨床経験は3年以上
看護師、薬剤師必須

以前は様々な医療系資格を受付しておりましたが、新卒の採用に力を入れていることから中途は経験者に近い未経験者となる看護師か薬剤師のみを求めております。

CRCへの転職意欲はもちろんのこと、CRCという職種の理解、アイロムグループとアイロムについての理解が必要です。また、礼儀正しさや一般常識も必要となります。

ただ、面接では雑談に近い雰囲気で実施されることも多く、その方の素をみたうえでの採否を決められるため、大手の中では面接準備はさほどされなくてもよいかと思います。応募要件が合致していれば、採用に至る可能性は十分にあるでしょう。

まとめ

SMO 研修期間 想定年収 選考難易度 特徴
EP綜合 約3~6ヶ月 368~390万 難易度 ★★★ がん領域に特化
業界最大手
スーパーフレックス制度
残業代全額支給
シミックヘルスケア・インスティテュート 約3ヶ月 380~450万 難易度 ★★★★★ 幅広い領域
女性が働きやすい環境
裁量労働制
シミックグループ
ノイエス 3~6カ月 402~450万 難易度 ★★★★ 年収は業界でも高い
実力主義
エムスリーグループ
アイロム 約6カ月~1年 325~350万 難易度 ★★ 再生医療に特化
海外拠点・展開あり
アイロムグループ

ご自身のあったSMOはどこなんだろう。

そのようなお悩みをお持ちであれば、ぜひ、転職支援のお申込みください。担当コンサルタントが入社後の感想も踏まえて、一緒に考えます。

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